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理事長挨拶・スローガン

Greetings & Slogan


第67年度 スローガン

未来は勇者のものである


~新たな価値観を創造しNAGOYAから世界へ~

理事長挨拶

理事長写真

今という時代は、過去の勇気ある先人たちによって創造されてきました。
人々は常に挑戦し、新たなものを手に入れ、今日の世を創造してきました。
彼らの心の支えとなったのは、確固たる信念であり崇高なる志であります。

戦後間もない1950年、焦土が残る時代に、我々が現在属している名古屋青年会議所は、初代大隈孝一理事長のもと、「早熟な大人になる勿れ」、「作る成果よりプロセスを尊べ」というテーマを掲げ、経済的自立による日本の再建、「明るい豊かな社会」の実現を目指し、23名の青年たちの手によって産声をあげました。
本当は自分のことで精一杯な時代に、先人たちを突き動かしたのは、自分たちの手で未来を切り拓くという志高き当事者意識と、ほんの一粒の勇気だったのではないでしょうか。そして、その崇高なる理念は、66年という歴史を超えた今もなお、現代を生きる我々に連綿と受け継がれております。

時は流れ、世の中は多くのモノや情報に溢れ、人々の生活は非常に豊かで便利なものになりました。今後、名古屋のまちは2027年のリニア中央新幹線開通に向けて、名古屋駅前の再開発によってハード面でも大きく変貌を遂げることでしょう。日本初のレゴランドの開業も目前に控え、多くの国際的な催しも開催されることが決定しています。また、自動車のみならず航空機、工作機械、ファインセラミックス等、ものづくり産業の集積地として、日本経済のけん引役という確固たる地位を確立していると言っても、過言ではありません。

このように、表面的には明るい将来が約束されているかのようなニュースに溢れていますが、我々は本当に安心しきってしまって良いのでしょうか。得体の知れない満足感が成熟した世の中に蔓延する一方で、解決しなければいけない社会問題は山積されたままです。しかし、その問題解決に向けて必要な変化や困難と対峙することを躊躇してしまう、そのような臆病な精神が我々の心を蝕んできているという事実に対して、我々は大きな危機感を感じています。

今日の世を創ってきたのが勇気ある
先人たちであるならば、この先の未来は
我々青年の勇気ある行動によってのみ切り拓かれる。

本年度の名古屋青年会議所は「会員益の向上」と「リアルな社会問題の解決」の二つの理念を掲げ、運動を進めてまいります。

まず、青年会議所は人間を磨くところであります。決して馴れ合いの調和を求めるだけでなく、人間同士がぶつかり合いながら切磋琢磨していくことで人間力は養われます。我々は青年であり、人としてはまだまだ未熟です。滾る人間力を爆発させ、刺激的で感動的な人生の時間を共有してまいります。

次に、企業の好業績や駅前の再開発に沸く名古屋でありますが、実際には、名駅エリア一極集中化による他地域の衰退も懸念されます。私たちにとってのリアルな実体経済が理解されないまま、大きな経済の潮流に飲まれ、企業が淘汰されていく可能性も充分にあり得えます。これからの経済変動の大きな波に翻弄されることなく、生き残りの知恵に長けた名古屋であり続けるように、これまで培われてきた知恵を集め、経済的にも強いまちの構築を目指してまいります。

新たな時代の物語は、時代の大転換期において我々青年がなすべきこと、「ひと・まち・くに」における新たな価値観の創造をすることから始まるのであります。我々は、愛すべき名古屋のまちを想い、名古屋のまちが国や世界に対し、古くから培われてきた創造力を用いて、どのような貢献ができるのか、その存在意義を再定義することにチャレンジしてまいります。

現在700名以上の会員が在籍する当青年会議所でありますが、その多様性が織りなすダイナミズムを大いに活かしながら、同じ価値観を共有したチームとしての力を発揮し、創始の時代から変わらない「この社会をより良いものにする」という至ってシンプルな目標に対して、青年らしく大胆かつ積極果敢に歩みを進めてまいります。

2017年1月1日

公益社団法人 名古屋青年会議所第67代理事長 大和直樹