メンバーインタビュー 2/3
Member Interview 2/3
Member Interview 2/3
私の父が名古屋青年会議所のOBだったということと、同業である両口屋是清の大島さんにお誘いをいただきまして、この2つがきっかけで入会しました。
私の場合は、幼い頃からJCの家族会など父に連れられ参加する機会が多かったものですから、JC自体のイメージがそもそもありました。ですから、入会に対してあまり不安はありませんでしたし、父からも「30歳になったら入れ」と言われておりましたので、いずれという様には思っていました。
2014年は渉外委員会の副委員長を、山本一統・委員長のもと一年間やらせていただきました。非常に学びが多かった年でした。
そこで得た考え、行動の一つが、「怒るのをやめる」でした。
青年会議所(=JC)というのは企業とは違い、お金の利害関係がありません。
雇用関係のない仲間が一緒に組織をやっていく中、会話を大事にする環境と姿勢が整っています。
山本委員長は怒って相手を萎縮させるのではなく、対話を通して進むべき方向を示す人。そういう姿勢を間近で見ながら、私も会社で怒鳴ったりせず対話で思いを伝えるように心掛けた点が大きく変わったところかな、と思っています。…とはいっても、この話を社員にしたら「いや、社内では怒ってますよ…」と言われましたので、なかなか実践には時間がかかるのかもしれませんが(笑)。
一昨年は渉外委員会で、名古屋青年会議所のいちばんトップである青木照護・理事長のサポートを一年間務めました。
いわゆる鞄持ち兼運転手ですね。
理事長は名古屋青年会議所(名古屋JC)の顔。
自分は黒子に徹し、どんなときも理事長が英姿颯爽と動けるよう「段取りを組む」ことがメインの仕事でした。
とはいえ、トラブルなく、もしくはトラブルがあっても時間通りに目的地に着くためには何時に出てどの道を通るか。
到着後はホテルであれば入口から会場までのルートをスムーズに確保し、迷うことなく先導する。
この様な事は、誰にでもできそうなようで非常に難しいと感じました。
時間を有効に使っていただくために早く着きすぎても、遅れてもいけないからです。
常に理事長と一緒だったので、こういった受賞はないと思っていたんです。理事長のいちばん近くで名古屋JCの活動を見ていましたので、私じゃなくても他に受賞すべき人はいっぱいいると思っておりました。授賞式ではまさか自分の名が呼ばれるとは思わず、壇上での挨拶では完全に頭の中が白くなってしまいました。
そして、とにかく感動と驚きが大きかったですね。
私がどこまで力添えできたかわかりませんが、山本委員長はじめ、副委員長だった仲間、それからいつもサポートしてくれたメンバーもみな良い人ばかりで。本当に素晴らしい出会いの年だったと、心から思っています。
名古屋青年会議所には現在、700人を超える会員がいます。700人もいれば色々な人がいて、色々な出会いがあります。
同じ人は一人もいなくて、700人いれば700通りの視点があり、考え方がある。そういう幅の広さを持った組織です。会費もかかりますし、仕事しながらもう一つ別の活動があるわけですから大変に決まっています。ですが先輩たちが「やってみたほうがいい」とおっしゃるのであれば、やってみたほうがいいことが非常に多いものです。
ここで何をやろうとか気負わず、上手に役割を見つけてやっていけばいいのかなと思います。新しい出会いや発見もあります。百聞は一見に如かずと言いますが、まずやってみるということだと思います。
具体的な言葉にはできないのですが、JCの中にいる人にしか分からない素敵な体験が望めば望んだ分だけできるのも大きな魅力だと思います。
その一歩を、“いま”踏み出すか踏み出さないかは、あなた次第です。